ZEBってなに??今更聞けないお話し 2

このコラムは前回の続きとなります。

ZEBについて1から詳しくお伝えさせていただいております。

まだ「1」をお読みでない方は、そちらからご確認ください!


■ZEB導入のメリット

ZEBを導入する事によっていろんなメリットがあります!!
たとえば・・・

①光熱費の削減!
 →空調・照明・換気・給湯などの設備システムの高効率化と太陽光などの再生可能エネルギーによる発電設備を導入し、ランニングコストの負担軽減につながります。

②快適性・生産性の向上!
 →自然エネルギーの適切な活用、個人の好みに配慮した空調や照明の制御などにより、省エネルギーを実現しつつ快適性・生産性を向上させることができます。

③不動産価値の向上!
 →ZEBのような環境・エネルギーに配慮した建物は、ほかの一般的な建築物と比較して不動産としての価値の向上、街としての魅力の向上などにつなげることができます。

④事業継続性の向上!
 →ZEBを実現する事で、災害等の非常時において必要なエネルギー需要を削減することができ、さらに再生可能エネルギー等の活用により部分的にではあってもエネルギーの自立を図ることができます。

■ZEBにするためにはどうすればいいの??

ZEBにするためには、パッシブ技術・アクティブ技術・再生可能エネルギーの活用が必要となります!

■パッシブ技術とは
 →必要なエネルギーを減らすことです。(省エネ)
  例えば・・・日射遮蔽、外皮性能向上、昼光利用、自然換気など

■アクティブ技術とは
 →エネルギーを無駄なく高効率に使うことです。(省エネ)
  例えば・・・高効率空調、高効率換気、高効率照明など

■再生可能エネルギーの活用とは
 →地球で常にある大気をりようしてエネルギーを生み出すことです。(創エネ)
  例えば・・・太陽光発電、バイオマス発電など


つまり、上記の技術やエネルギーの活用を率いて、建物全体のエネルギー消費量がほぼゼロ、または概ねゼロとなる建築物を作ることこそが、ZEB化と呼ばれます。

■ZEB化できるかの確認(評価)について

ZEB化しました!といっても、どれだけZEB化されているか確認する必要がありますよね・・・
ZEB化することによって国で受けれる助成金などにもかかわってきます。
なので、どのように評価されるのかを記載します。

計算式はこんな感じ!
一次エネルギー消費 ー 実際のエネルギー消費(省エネや創エネを考慮した数値)= 50%以下

一次エネルギーはWEBPROという国の省エネ計算ツールがあり、そのツールによってZEB化する前のエネルギー量を自動計算してくれます。

実際のエネルギー消費量は、実際の断熱や設備エネルギーを考慮した試算結果となります。

つまり、電気使用量で例えると
「現在300kWhしていたとして、ZEB化する為には、150kWhにしないといけない」ということではなく、
「現在300kWhしていたとしても、WEBPROで計算された基準値が対象となるので、200kWhでもZEBになりえる!ということになります。

■ZEBのまとめ

■ZEBの評価
 →ZEBはWEBPROと言われている計算ツールで算出された一次エネルギー消費量に対して、実際の建物性能(躯体断熱や設備)を考慮したエネルギーの割合を評価したもの

■ZEB計算(WEBPRO)について
 →WEBPRO計算するにあたって、建物の建築図・設備図一式が必要となります。
  計算納期については約1~2カ月かかる場合もあります。

■ZEB化を達成するためのポイント
 →ZEB達成には少なくとも空調の能力の見直し・LED照明が必要となります。
  さらに高効率機器・高COP機器・全熱交換機を設置することによりZEB化を達成しやすくなり、実省エネにもつながります。

■ZEB建物規模・今後について
 →建物の大小問わず、建物をZEB化することが可能です。
  今後はカーボンニュートラル実現の為に、ZEBの普及が加速する傾向と言われています。
  建物の使用年数を60年と仮定すると、現存する建物の50%は2050年でも使用されます。
  このため、既存の建物へのZEB化を進める必要があります。

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