オフィスビルで雨漏れしていませんか?屋上の防水について

こんにちは!
突然ですが、会社のビルで雨漏りしていませんか?
台風シーズン真っ只中ではありますが、今年はお盆以来、大阪には台風が来ていません。
今年は少なめなのでしょうか・・・

そんな中ではありますが、現在でも雨漏りしている企業様へ、本日は屋上防水について記載したいと思います。

■屋上防水の種類と特性

屋上防水といっても、防水の種類があります。

建物の造りが鉄筋造なのか、鉄筋コンクリート造なのか、構造によっても防水の施工可能な種類が変わってきます。

まずは種類を記載したいと思います!
ウレタン防水
ウレタン防水とは、ウレタン樹脂を塗布する塗膜防水です。

対応年数:13~15年程度(通期緩衝工法の場合)
メリット:①材料が液状の為、形状が複雑でも確実に施工できます。
     ②補修も簡易に行えます
     ③継ぎ目がなく仕上がります
デメリット:①各工程で乾燥期間が必要です(施工日数がかかる)
      ②塩ビシート防水より紫外線に弱い
補修方法:ひび割れの場合、シーリング補修の上、トップコートを補修

2018年度の台風21号で大阪を直撃した際、特に被害はありませんでした。
シート防水
塩ビシート防水とは、塩化ビニル樹脂のシートを接着剤や機械などで貼り付けるシート防水です。

対応年数:15~20年程度(機械固定の場合)
メリット:①シート状の為、工期が短い
     ②耐久性が高く費用対効果が高い
     ③紫外線や熱に強い
デメリット:①シートのつなぎ目ができるため、水が入る原因になりやすい
      ②ディスク(取付金具)の凸凹ができる
      ③歩行部にはあまり適さない
補修方法:①多少の破れはパッチ処理
     ②部分的な剥がれは熱溶着
     ③大きな浮きは再施工

2018年度の台風21号で大阪を直撃した際、10年以上メンテナンスしていない場所において大部分で捲れていた物件が多かったです。
FRP防水
FRP防水とは、液状の不飽和ポリエステル樹脂とガラス繊維などの補強材と組み合わせて一体にした塗膜防水です。

対応年数:10~20年程度
メリット:①耐荷重性・耐摩耗性に優れている
     ②1㎡あたり4kgと非常に軽量
     ③乾燥が早いため、工期が短い
デメリット:①広い面積(10㎡以上目安)の床面には施工できません!!
      ②費用がやや高め
      ③湿度や熱に弱く伸縮性がない
補修方法:不具合カ所が一部分の場合不具合カ所の防水を撤去し、新たにFRP防水層を作る

2018年度の台風21号で大阪を直撃した際、特に被害はありませんでした。
アスファルト防水
アスファルト防水とは、シート状の防水材「ルーフィング(定形材)」を液状の接着剤の「防水工事用アスファルト(不定形材)」で張付ける防水です。

対応年数:15~30年程度
メリット:①対応年数が高い!
     ②防水膜が厚いので防水効果は絶大!
     ③古くから信頼されている防水工法
デメリット:①費用が高い!
      ②シート状の為、つなぎ目ができる
      ③荷重がとても重い!耐震×
補修方法:不具合カ所が一部分の場合、増し張りをする。※勾配が悪くなることがある

2018年度の台風21号で大阪を直撃した際、海側地区で30年前のシートが捲れていました。

■まとめ

防水の種類と特性について表記しましたが、皆様ご存じでしたでしょうか。

4種類の防水をお伝えしましたが、シート防水の「機械固定式工法」など、そこからまだたくさんの工法があります。

まずは種類を知ること、そしてメリットやデメリット、また、補修方法や被害状況などを知った上で、建物をより長持ちさせる防水をご選定いただけたらと思います。

また、屋上の形状や設置物によって、できない防水もあります。

現状どのような防水があり、次はどのような防水を選定するのか、きちんと確認して防水を実施することをお勧めします!

弊社では、まずは現場調査からさせていただきます。

無料点検も実施させていただきますので、ぜひご連絡ください!

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